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概要

学科・専攻概要

絵画科日本画専攻における教育研究は、現代絵画としての創造性の追求と同時に、わが国美術の伝統技術・精神を継承し、これを発展させることを主軸に据えています。

これは1887(明治20)年、本学の前身である東京美術学校創立時から一貫した理念であると同時に、現代を生きる作家、また美術教育に携わる者として常に意を払う命題と考えています。そして、この『伝統を基盤とした現代絵画の創造』という命題こそが、現代絵画のなかにあって、様々な要素を内包しつつも一定の独自性を貫く「日本画」という一領域を確立し、多くのすぐれた作家・研究者を輩出するにいたる根幹となっています。

また、今日では、人々の価値観や生活スタイルの変化に伴い、美術のみならず日本を取巻く環境は地球規模で大きく変化しています。この国際的な変革期のなか、「日本画」を支え、成り立たせてきた素材や美意識が、どのように生み出されてきたかを理解し、「日本画」の今後を担う問題意識と意欲をもちつつ現代的な絵画表現を研究する若い作家、研究者を育成することが本学絵画科日本画専攻に課せられた使命であり、理念でもあると考えています。そして、このような自国の伝統文化への深い理解と考察は、同時に表現に対する真摯な問いかけでもあり、真の国際化に向けての第一歩であると考えています。

 

年間スケジュールは以下からダウンロードできます。

教員

教員一覧

 

国際交流、留学生の受入れ、卒業後の進路など

-国際交流-
これまでは留学生の受け入れ、中国敦煌壁画の調査研究交流、帰国し教職についた留学生との研究者ベースでの交流、大学主催の交流展への参加などにより交流が行われてきました。日本画あるいは各国の伝統的絵画をとりまく環境が大きく変化している現在、学生の相互交流をも含めた積極的な交流を行う準備を進めています。

-留学生-
これまで中国・韓国などのアジア諸国をはじめとして、アメリカ・イギリス・オーストリアなど欧米各国からも留学生を受け入れています。ほとんどの留学生が国費による研究生として来日していますが、その後、受験を経て修士課程、博士後期課程へと進学する留学生もいます。

-卒業・修了後の進路-
卒業・修了生の多くが作家として、国内外の個展、グループ展等の開催を通じて、また公募展、コンクール等での入選、入賞などにより美術界で活躍しています。
就職状況としては卒業生の多くが教員免許を取得し、中学校・高等学校の教員として美術教育全般に広く貢献しています。
その他、文化講座や受験予備校などの講師、放送、出版、デザイン関係、ゲーム関連、美術館、博物館、福祉施設、また保存修復関連の企業に就職する卒業・修了生も見られます。